色鍋島様式唐草文様桐絵花瓶|有田焼 陶芸作家 藤井錦彩作

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商品情報

■サイズ・高さ24.5cm 径28.6cm■限定作品・陶歴しおり付き。作者銘入り。木箱入り。■お取り扱い方法・磁器の陶芸作品ですので特別なお手入れの必要はございません。■手造り・手描きの為、寸法・色彩など若干異なることがあります。■作者の藤井錦彩(ふじい きんさい)は1976年、四百年の歴史を誇る陶磁器の本場、佐賀県有田に生まれる。陶芸の道を志、白磁の人間国宝・井上萬二氏や梶原茂正氏・照井一玄氏など、各界の第一人者に教えを乞い、腕を磨く。手造り・手描きの心を大切にし、有田焼の伝統に現代感覚を調和させた美意識と感性の世界を造り独自の作風を切り拓いています、各工芸展では栄えある賞を数多く受賞し、また全国各地の美術館や百貨店で個展が開催され美術愛好家がつめかけています。本作品は、有田焼の長い歴史と伝統に裏打ちされた技術でロクロを回し、全神経を筆先にそそぎ製作された比類なき陶芸作品です。床の間や玄関・応接間・リビングなど、どこでもお飾りいただけ、日本の伝統工芸の素晴らしさを実感できる珠玉の逸品です。価値ある美術コレクションとしてぜひご所蔵下さい。また、お祝いの品としても大変喜ばれ、贈る場面を選ばず、贈答品、法人ギフト、などの記念品としても最適で、世界各国の主賓への贈呈品としても重宝されている逸品です。■色鍋島様式・佐賀鍋島家の贈答用や自家用に作られた製品は、藩の御用窯で製作されました。この御用窯で製作された作品は「鍋島」とよばれ、世界的にも高く評価されています。贈答品として求められたことから、完成度の高い、格調のある製品が製作されました。御用窯は寛永年間(1624〜44年)に岩田谷川内(有田)に設置され、寛文年間(1661〜1673年)に南川原(有田)に移り、円宝年間(1673年〜1680年)に大川内(伊万里市)に移ったと考えられています。「鍋島」には青磁や染付もありましたが、中でも上絵の色ともなった作品は「色鍋島」とよばれています。色鍋島の装飾は染付の青と、上絵の赤、緑、黄色の四色を基本としています。現在の有田焼にも装飾技法として、鍋島様式が受け継がれています。■桐・古来より桐は、縁起の良い木といわれています。高貴な樹木とされ、菊とならんで皇室の紋章とされています。古くより有田焼や伊万里焼の文様では、桐は鳳凰がとまる木とされていることから、桐と鳳凰で組み合わせることが多く格調高い絵柄を繰り広げています。■唐草文様は、植物の蔓が絡み合った様子を文様にしたものです。有田焼の唐草文様では、花・葉・実などをあわせて描く菊唐草、牡丹唐草、桐唐草や、蛸の足の吸盤をおもわせるところから蛸唐草文様とよばれるものなど種類も多用です。伝統的な文様として完成された美しさが万人に好まれ、有田焼や伊万里焼の作品に非常に多く描かれてきました。唐草は途切れることなく四方八方にのびていくため、延命長寿や繁栄を表す意味があるとされている伝統的な吉祥文様です。文禄・慶長の役の際に鍋島直茂が朝鮮より連れ帰った陶工・李参平が苦心のすえ1616年に有田の泉山で磁器の原料となる陶石を発して、透きとおるように美しい白磁の焼きものを作ったことが、有田焼の始まりと言われています。その後、一世紀ほどの間に色鍋島様式や金欄手様式の新しい技法が誕生し、その美に芸術性と独自性を兼ね備えたものとなってきました。そして、その有田焼は海を渡りヨーロッパの各地に輸出され有田焼は、瞬く間に王侯貴族たちを熱狂させました。この先人陶工たちの優れた技術と伝統は現代でも脈々と受け継がれています。

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